ギタンジャリ タゴール詩集

 最近、タゴールのギタンジャリを読みました。タゴールは東洋人として始めて
ノーベル文学賞を得たことで有名です。ギタンジャリとは詩のささげものという
意味です。この当時のインドは現在とは比べ物にならないほど、生死は人間の
身近にあったものと考えられます。このような時代に神を心の支えとし、困難な
時代を生き抜こうとした姿勢に感動しました。一つ一つの詩は非常に簡明
な言葉で書かれていますが、読んでいるうちに心が洗われるようなすがすがしい
気持ちになります。先日、一つの詩を読んでいて、最初に読んだときは気付かなかった
意味が判って、はっとしました。皆さんはどのように思われますか。
-わたしの知らなかった友に、あなたはわたしを紹介した、わたしの家でない家に、
あなたはわたしを迎えてくれた、あなたは遠くにいるひとを連れてきて、赤の他人を
きょうだいにした。ー中略ー 生き死にをとおして、この世でもあの世でも、あなたが
わたしをどこに案内しても、わたしの果てしないいのちのただひとりのつれあいは、
いつも変わらぬあなたである。-(風媒社 タゴール詩集 ギタンジャリより)