とても痛い痛風、どうすれば防げるか

体内の細胞や食べ物に含まれていたプリン体が分解されて生じるプリン体が分解されて生じる尿酸は、主に尿に溶けて排泄され体内の量が一定に保たれています。体内の尿酸の量がなんらかの理由で過剰になり、血清尿酸値が7.0mg/dlを越えると高尿酸血症と診断されます。この状態を放置しますと、尿酸が結晶化して尿酸塩となり、足の親指の付け根などに激しい痛みを伴う関節炎を引き起こしますそれが痛風です。痛風の痛みを経験した方は分かると思いますが、あまりの痛さで仕事も何も手につかないぐらいの痛みです。今回、痛風にならないために注意する点を5つ説明させていただきます。

1) 薬で血清尿酸値を下げる:高尿酸血症を放置いますと、尿酸塩が足の関節に沈着して痛風発作が起こりやすくなります。血清尿酸値が8.0mg/dl以上で痛風になったことがあるかたは、薬を飲んで血清尿酸値を下げる必要があります。目標は血清尿酸値が6.0mg/dl以下です。
2) 水分を充分に摂る:前述したように尿酸は尿溶けて排泄されますので、尿酸を充分排泄させるため1日2L以上水分を摂るようにしてください。食事で摂取する水分は約1Lですから、食事以外に1Lの水分を摂る必要があります。
3) プリン体の多い食べ物を避ける:レバーやモツなどの動物の内臓や魚卵(たらこなど)には多量のプリン体が含まれているため、なるべく避けるようにしてください。肉の食べ過ぎもよくありません。逆に野菜や海草は尿をアルカリ化し尿酸塩が産生されにくくしますので積極的に摂取しましょう。
4) アルコールを飲み過ぎない:アルコールは尿酸の排泄を低下させるため、アルコールを飲み過ぎると痛風になりやすくなります。アルコールの適量はビール大ビン1本などと言いますが、実際には困難なのであえて具体的な量は述べないでおきます。ただ飲酒をし過ぎると、アルコールが尿量を増やして、かえって脱水になってしまうことは覚えておいて下さい。脱水は痛風に禁物でしたね。どうしてもお酒が飲みたい人は、お酒の間に沢山水を飲むようにして下さい。お酒の合間に飲む水のことを「和らぎ水(やわらぎみず)」といい悪酔いを防ぐと言われていますが、脱水を防ぐ効果もあります。
5) ストレスと上手に付き合う:足の関節などに尿酸塩が沈着して痛風が起こるときには、何らかの原因があることが多いです。最も頻度の高いものとしては過度の飲酒が挙げられますが、実はストレスも痛風の発症の引き金となります。ストレスを和らげるには軽い運動が最適です。どのような運動が良いという決まりはありませんので、ご自分の体力に合った運動を選んで下さい。例えば週2回30分程度のウオーキングなどいかがでしょうか。ただしあまり激しい運動をしますと逆に痛風になりやすくなってしますのでご注意ください。
以上、痛風予防についての注意点をまとめてみました。ご自分の実行できそうなことから早速明日からでも始めてみてはいかがですか。