熱中症予防には経口補水液(飲む点滴)

ますます暑さが厳しくなり、熱中症で倒れて、救急搬送される方のニュースを
耳にすることが多くなりました。実は熱中症というのは体から水分とともに塩分も
失われるため脱水症というより、脱塩水症と呼ぶのが正解です。
塩分は体を循環する血液の量を保持するため不可欠であり、減った血液
の量を元にもどさないと熱中症の症状は改善しません。熱中症を治療するには水分
ともに塩分を体の中に補う必要があります。最近、経口補水液という
ものがクローズアップされており、熱中症の予防に有効とされています。経口補水液
の原理は、塩分にある一定の分量の糖分を加えると水分の吸収が高まることを利用
しており、これを飲めば点滴したのと同じ効果になるため、飲む点滴とも言われてい
ます。経口補水液の基準を満たしているものは市販では大塚製薬のOS-1しかありま
せんが、家庭でも作ることができますので、簡単な作り方をご紹介します。
作り方は水1リットルに食塩を小さじ1/2杯(約3g)、砂糖を大さじで4.5
杯(約30g)入れてこれで出来上がりです。このままでは飲みにくいので好みでレモン
などを入れよく冷やしてお飲み下さい。また水の代わりに、無塩のトマトジュースを加
えると、おいしく飲めるかと思います。
経口補水液はスポーツや屋外で活動するとき、のどの渇きが起こる前からこまめに
摂取すると熱中症の予防に有効です。
また熱中症になってしまってからでも、経口摂取が可能であれば治療として有効で
す。
ただし糖尿病、高血圧など持病のある方は、摂取してよいかはかかりつけの先生とご
相談ください。