兵庫県医師会認定かかりつけ医

本年4月1日に「日医かかりつけ医機能研修制度」に定める要件を修了し、兵庫県医師会認定かかりつけ医を取得しました。この資格を取得するためには、日本医師会の定める研修会に出席した上で、学校医や認知症サポーターや神戸マラソンへの出務などの地域での貢献などの要件があり、なかなかハードルが高かったですが、やっと取得することができました。
 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年に医療、介護を必要とする人が飛躍的に増加することを踏まえ、厚生労働省が地域包括ケア構想を打ち出しています。いつまでも住み慣れた町でという言葉を合言葉に、住んでいる地域で医療、介護が一体として完結することを目標としています。高齢化に進行するにつれ、病気の質も変化すると予想されています。今後は急性の病気が少なくなり、高齢化に伴う体の機能の低下による疾患の増加が予想されます。老化に伴い起き上がったり、歩いたりすることが困難となる廃用症候群や、食べ物を飲み込む機能、嚥下機能の低下による栄養障害。あるいは嚥下機能の低下により食べ物が肺の中に間違って入ってしまうための誤嚥性肺炎などの病気が今後ますます増加することが予想されます。そのような潮流のなかで、いわゆる かかりつけ医の重要性がますます高まってきました。当院は開院以来、在宅医療を推進してきましたが、医療のみならず介護保険関係では、介護保険主治医意見書の作成、ケアマネージャーからの在宅の患者さんについての相談など、かかりつけ医としての守備範囲はますます広くなっています。当院も6月には開院10周年を迎えますが、今後も地域の皆さまのお役に少しでも立てるよう努めたいと思います。