神戸市東灘区(甲南山手) 内科・循環器内科 高血圧・糖尿病・高脂血症・心不全


つじもと内科・循環器内科

今の時代開業医にとって大事なものーあくまで独り言ー

 今の時代、企業のありかたとして3つのポイントがあるとされています。

まず第1にコンプライアンス、第2に情報公開、第3に社会貢献があげられます。

医療も社会の風潮に無関係ではありませんので、医師もこれらの基準を

無視するわけにはいきません。これらの3点のうち院長が最も大事と思われる

コンプライアンスにつきお話してみたいと思います。

コンプライアンスとは法令遵守と訳されることがありますが、企業活動において

社会規範に反することなく、公正・公平に業務遂行することを言います。

 我々が医師になったころは、まだまだ今と違い、日本が元気であったころであり

目的のためにはある程度手段を選ばないような風潮が正直言ってありました。

たとえば職場においても、ある程度、相手に迷惑をかけても、目的を達成出来る人が

仕事ができる人とされたものです。ただ今の時代、このような手法は通用しません

あえて批判を恐れずに申し上げれば、我々開業医の今後、担保するべきものは

「品」ではないかと考えます。合理性や効率性を追求すると、どうしても医療の品がなくなってきます。

開業医は技術や知識がそこそこであったとしも、「品」が欠けてはいけないのではと思います。

 診療報酬の改定により医院の経営は厳しさを増してきました、ただそういう時代であるからこそ

我々開業医は例えやせがまんであっても、医師としての矜持を持ち、

医療の品格を保つよう努力する必要があると思います。

カテゴリー:お知らせ   |   2018年7月16日

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