神戸市東灘区(甲南山手) 内科・循環器内科 高血圧・糖尿病・高脂血症・心不全


つじもと内科・循環器内科

花粉症の対策は2月から

**花粉症の対策は2月から**

今年の近畿地方では、スギ・ヒノキ花粉の飛散量が例年より多くなると予測されています。特に2月から4月にかけて花粉飛散のピークが訪れる見込みで、アレルギー性鼻炎に悩む患者さんへの影響が懸念されています。花粉症は単なる不快感に留まらず、放置すると集中力や睡眠の質の低下、さらには喘息の悪化など健康全般に影響を及ぼす可能性があります。

花粉症対策の基本は早めの対応です。アレルギー性鼻炎診療ガイドラインでは、症状が現れる前からの「初期療法」を推奨しています。これは花粉飛散が始まる前に抗アレルギー薬を服用することで、炎症の進行を抑え、症状を軽減する方法です。初期療法は症状の悪化を防ぐだけでなく、治療の効率を高め、患者さんの生活の質向上にもつながります。例年、花粉症に悩まされている方は、早ければ2月頃からの内服をぜひご検討ください。

また、花粉症対策には生活習慣の見直しも欠かせません。外出時のマスク着用や手洗い、帰宅時の衣服の花粉除去など、日常生活での工夫も症状の軽減に役立ちます。症状が強い場合には、点鼻薬や免疫療法といった追加の治療法も選択肢となります。

昨年、花粉症でお悩みだった方や早くも軽い症状が出始めている方は、早めに医療機関を受診し、適切な初期療法を始めることをお勧めします。今年の花粉シーズンを快適に過ごすためには、準備を早めに行うことが鍵です。花粉症の対策は2月から始めて、健康的な春を迎えましょう。

カテゴリー:お知らせ   |   2025年1月28日

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