予防接種をしていてもインフルエンザになります
最近医院に来られる方に、これはインフルエンザですと説明すると
インフルエンザの予防接種をしているのに、罹るんですかと驚かれる
方がおられます。現在の予防接種は血液の中のインフルエンザに
対する抗体を高める作用がありますが、残念ながら気道から
侵入してくるウイルスを水際で食い止める力はありません。そのため
予防接種をしていてもインフルエンザに罹ることはあります。ただ
仮に罹ったとしても重症化を防ぐとされており、特に高齢の方の
インフルエンザによる死亡率を低下させるというデータがあります。
以上より予防接種をしたからと安心するのではなく、急な発熱があれば
この時期ではインフルエンザを疑い、早めに受診していただくようお願い
致します。
カテゴリー:お知らせ | 2013年2月10日