下駄の雪
患者さんを診ていて、何となく勘が働くことがあります。
例えば外来で普通に診察をして帰そうとして、気になって
血液検査をしてみると大変な検査の異常があり、あわてて患者さんに
連絡したことが最近もありました。ただこのとき何故、血液検査をした
のかと言われてもうまく説明できません。強いて言えば、何となく
胸騒ぎがしたというような感じでしょうか。このような勘は、長い道のりの
なかで下駄の底についた雪のようなもので、別に自慢できるような
ものではありません。しかしそれなりの経験を積んできた、ごほうびと考え
れば、年をとるのも悪いことだけではないなと思います。
ー踏まれても ついてくるのか 下駄の雪ー
カテゴリー:院長のひとりごと | 2013年8月29日