最近ぐっときた言葉
本居宣長という有名な国学者の言葉を読んで大変感銘を
受けましたので、少し長くなりますが引用します。
「われにしたがひてもの学ばんともがらも、わが後に、
またよき考への出で来たらんには、必ずわが説にななづみそ。
わがあしきゆゑを言ひて、よき考へを広めよ。
すべておのが人を教ふるは、道を明らかにせんとなれば、
かにもかくにも、道を明らかにせんぞ、
われを用ふるにはありける。道を思はで、
いたづらにわれを尊まんは、わが心にあらざるぞかし。」
「玉かつま」より
さすがに偉大な学者は言うことが違いますね、
自分が死んだあとで自分の説が間違っていたら、
遠慮なく指摘しなさい、大事なのはこの世の真理なんだ、
真理を追究することをおろそかにして私をいたずらに
崇拝するのは、私の本意ではないのだよ。
カテゴリー:院長のひとりごと | 2014年2月25日