もし経験と勘だけの医者がデータ重視の医学に目覚めたら
最近ではいろいろな医学的判断をデータに基づいて行うことが主流となって
います。このことをevidence based medicine(EBM)と言います。
残念ながら本邦においては充分なデータの蓄積がないため、このEBMの
根拠となるものは英文の論文ということになります。私も最近まではEBMと
いうとアメリカかぶれのようで正直、少し抵抗がありました。ただ昨今の
医学のめまぐるしい変化について行くには、教科書だけではどうにもならない
時期になってきたと感じます。このため最新の医学情報検索サイトである
UptoDateの購読を開始して、今後EBMに励もうと思います。購読料が514ドルと
若干高いのがつらいですが、少しでも今の経験と勘や嗅覚だけの医療に
科学的要素を加えるように努めたいと思います。
カテゴリー:院長のひとりごと | 2014年3月30日