熱中症予防には経口補水液(飲む点滴)
ますます暑さが厳しくなり、熱中症で倒れたり、救急搬送される方のニュースを
耳にすることが多くなりました。実は熱中症というのは体から水分とともに塩分も
失われるため脱水症というより脱塩水症と呼ぶのが正解かもしれません。
塩分は体を循環する血液の量を保持するため不可欠であり、減った血液
の量を元にもどさないと熱中症の症状は改善しません。最近、経口補水液という
ものがクローズアップされており、熱中症の予防に有効とされています。
経口補水液は飲む点滴とも言われています。経口補水液の基準を満たしている
ものは市販では大塚製薬のOS-1だけですが、家庭での簡単なレシピをご紹介します。
作り方として水1リットルに食塩を小さじ1/2杯(約3g)、砂糖を大さじで4.5杯(約30g)
入れてこれで出来上がりです。このままでは飲みにくいので好みでレモンなどを入れ
よく冷やしてお飲み下さい。経口補水液はスポーツや屋外で活動するとき、
のどの渇きが起こる前からこまめに摂取すると熱中症の予防に有効です。
また熱中症になってしまってからでも経口摂取が可能であれば
治療として有効です。ただし糖尿病、高血圧
など持病のある方は、かかりつけの先生とご相談ください。
カテゴリー:お知らせ | 2014年6月29日