インフルエンザにご注意ください
年末になるとそろそろインフルエンザの流行を心配しないといけなくなります。
平成26年度は例年に比べインフルエンザの流行時期が少し早まると言われて
います。当院でも、この記事を書いている11月末の時点で、数名の患者さんを診察しました;
一般的にインフルエンザは発熱(時に39度から40度)、体のだるさ、のどや体の節々の
痛みで発症します。特に大切なのは、症状が急に悪くなることです。例えば朝元気に
学校に行ったのに、急に熱が出て具合が悪くなったなどの経過が典型的です。
インフルエンザの診断には迅速検査がありますが、発病直後は陰性であることも多く、当院では
迅速検査の結果にこだわらず、臨床所見をもとに早期に抗インフルエンザ薬を投与しています。
インフルエンザの薬は発症後48時間以内に内服しないと効果が少ないとされています。
少しでもおかしいと思われたら早めに受診して下さい。
インフルエンザを決して甘くみてはいけません。特にご年配の方ではインフルエンザ後の
肺炎の頻度が高く、命にかかわることがあり、速やかな治療が必要です。
カテゴリー:お知らせ | 2014年11月29日