神戸市東灘区(甲南山手) 内科・循環器内科 高血圧・糖尿病・高脂血症・心不全


つじもと内科・循環器内科

下の血圧(拡張期血圧)だけが高いとき

 高血圧の方を診ていますと、若いかたで血圧の下のほう(拡張期血圧)だけが高い
方がおられます。降圧剤で上の血圧が120mmHg程度にしっかりと
コントロールされているのに下が90mmHg程度と高い場合、どうしたらいいですかと
よく質問されます。一般的にこのようなことは40-50歳台と比較的若い方に
多く見られます。この年代の方は上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧の差が少なく、上の
血圧がコントロールされていても下の血圧が下がりきらないことがあります。
ただこのような時、下の血圧を下げようとして、やみくもに血圧の薬を増やすと
立ちくらみなどの副作用がでます。若い方で、拡張期血圧だけが高い
方は心電図や心臓超音波で心臓が肥大しているようなことがなければ、収縮期
血圧をコントロールし経過観察しています。

カテゴリー:高血圧と心不全   |   2012年12月9日

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