医院のコンピューターシステムの一新

 医院で行う検査は胸部レントゲンなどのレントゲン検査や、超音波検査、血液検査、心電図などのいろいろな検査があります。従来はこれらの検査を患者さんに説明する場合には電子カルテや、レントゲン画像システムからいちいち当該の検査を出す必要がありました。そのため外来の診察が忙しくなったときなど、患者さんに充分に時間をとって検査結果を説明できないことに不便を感じていました。
 そこで今回、レントゲンシステムのコンピューターを更新することを好機として、コンピューター上ですべての画像と心電図、血液検査を一元管理できるシステムを導入しました。このシステムはRSベースというソフトで、広島の開業の先生が開発されたソフトですが、2007年4月で約1,200件の診療所で利用(現在はもっと多いと思いますが)されている、電子カルテと連携し、それらのデータを有効に利用するために考えだされた大変優秀なシステムです。現在はこのシステムの導入し、診察室のコンピューター画面上で、すべての検査を診察室で説明することが可能となりました。
 まず血液検査の説明ですが、血液検査の結果が縦長の画面に大きく映し出されるため、患者さんからも非常に見やすくなりました。胸部レントゲンなどレントゲン検査の結果が診察室で見れることはもちろんですが、特筆すべきは超音波検査です。従来の超音波検査の説明は静止画で行っていましたが、今では動画を診察室で見ることができ、心臓超音波など、心臓の動きを観察することが大事な検査を患者さんに説明することが容易になりました。初めて診察室で心臓超音波の動画を見ることができたときは、本当に感動ものでした。
 また同システムは患者さんへの病状の説明にも威力を発揮します。説明画像の中に患者さん説明用に心臓や消化器、耳鼻科疾患の画像を入れておけば、あちこち本を探しまわらなくても、診察室できれいな画像で患者さんに説明することが可能となりました。さらに同システムは画面を見ただけで検査をいつ行ったかがわかりますので、検査のし忘れを防止することに有用です。
 以上、新しく導入システムの説明をさせていただきました。ただここで強調しておきたいのですが、このようなシステムは患者さんへのケアの充実を目的としているという事です。いままでのように、データをあちこち探しまわる必要がなく、その省力化されたエネルギーを患者さんのケア、説明に向けることができるようになりました。今後も患者さんのケアの向上に向けて、医院の環境の整備を継続したいと思っております。