新型コロナウイルス関連肺炎についてー第2報―
また現在、帰国者・接触者相談センターでは武漢や浙江省からの帰国者に限定せず、感染の不安のある方の相談を受け付けています。厚生労働省の指針にもありますように、37.5℃以上の発熱が4日以上続く、強いだるさや息苦しさがあるなどの症状がある時は、同センターにご相談ください。また仮に帰国者・接触者相談センターから受診を勧められたとしても、事前の連絡なしに医療機関を訪れることは避けてください。施設の設備などの関係から、新型コロナウイルス感染症疑いの患者さんを一般の患者さんから隔離する場所や、マスク、手袋、予防衣などを用意することが困難なため、当院におきましては、現時点で受け入れには消極的です。何より医療者の原則として、感染症の患者を診察する場合は、まず自分が感染しない方策を立ててから行うべきと考えております。また当院通院の患者さんや、看護師、事務職員などのスタッフの感染リスクを考慮しての判断ですので、何卒皆様にはご理解いただきますようお願いいたします。ただし当院かかりつけの方からの個々のご質問はお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。
最後になりますが、世の中は新型コロナウイルス関連肺炎一色となっておりますが、忘れていけないのは、糖尿病や高血圧症など慢性疾患や一般的な風邪などの疾患の診療は診療所にとって重要な責務ということです。今後も新型コロナウイルス感染症関連の混乱により、地域医療の遅滞を生じないよう、粛々と日々の診療を行って参ります。
カテゴリー:お知らせ | 2020年3月1日