患者さんの接遇について
患者さんに対する接し方として、各医院でいろいろな考えかたが
あると思います。私は患者さんと充分にコミュニケーション
が取ることが大切だといつも職員に言っています。
昨今マスコミで医療不信についての報道が多くなっています。
不信の原因として最も多いのはやはりコミュニケーション不足です、
相互の理解があれば不必要な摩擦は少なくなります。
一口にコミュニケーションと言っても話し好きな方もおられますし、
またクールな対応を求められる方もおられさまざまです。
それらの状況に応じて臨機応変にコミュニケーション取っていける
能力を当院としては重要視しています。
私は職員に、必ずしも一分の隙もない完璧な接遇を求めては
おりません。完璧な接遇を求めすぎると、そこに幾分の冷たさ
を生じてしまう可能性があります。それよりむしろ、常に相手の身になり
行動ができる思いやり、心の余裕が最も大切と考えております。
先日、医院の受付時刻より少し早く来られた患者さんがおられました。そのとき
患者さんにはもう少しすればスタッフが来ますのでお待ちくださいと、言って仕事
をしていました。ところがしばらくして出勤してきた職員が、「先生どうも患者さん
しんどそうですよ」と教えてくれたので、あわてて診察しました。これなど職員の
コミュニケーション能力と適切な判断に、私が助けられたケースです。
カテゴリー:お知らせ | 2014年8月24日