ノロウイルス胃腸炎は予防できる!一に手洗い二に手洗い
最近ノロウイルス胃腸炎が大変流行しています。この時期に急に食べたものを吐いたり
水のような下痢を起こす方は、ノロウイルス胃腸炎を考える必要があります。
人によっては38度以上の高熱が出ることがあります。この病気は食事を軽くし、
水分と塩分を充分に摂れば自然に回復しますが、ご年配の方で口から水分を
摂れないときは入院が必要となることがあります。この病気の特徴として
非常に感染性が強いことが挙げられます。
例えば感染者がトイレの後、充分に手洗いをしなかった場合トイレのドアノブや
パソコンのキーボードにウイルスが付着し、職場で蔓延してしまうことがあります。
また家庭で介護している方はオムツを替えたりした後、手洗いが充分でないと
感染の危険があります。ウイルスはほとんどの場合、口から体に入ってきます。
そのため予防としては大切なのは手洗いです、一般的に使われている
アルコール性消毒薬はノロウイルスには効果がないのでご注意ください。
具体的な方法としては、水道の蛇口から水を流したまま30秒間
こすり洗いをしてください。30秒間というのは実は大変長く感じられますが、
この手洗いは非常に有効です。院長も以前、病院勤務していたときに
ノロウイルス胃腸炎の患者さんを診ることが非常に多かったのですが、
以外と感染しなかったのは手洗いのおかげだったと思います。
カテゴリー:お知らせ | 2015年11月28日