花粉症は薬で早めの予防を
毎年2月の中旬から3月の初めにかけてくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの花粉症の症状で受診される方が多くなります。これらの症状は風邪の症状に似ています、そのため花粉症であるにもかかわらず、治療が遅れて症状を悪化させてしまうことがあります。花粉症は命にかかわる病気ではありませんが、仕事や勉強の能率の低下や不眠をきたし日常生活に悪影響を及ぼします。
一般的には花粉症のときは、透明な水のような鼻水がでることが多く。目のかゆみを伴うことがあります。一方、風邪のときの鼻水はもっと粘り気が多くなります。また花粉症のときのくしゃみは立て続けに何回も出ることが特徴です。例年、花粉症で強い症状をきたす方は注意が必要です。花粉症の発症予防には、抗ヒスタミン剤が有効です。この薬を花粉が飛散するまでに内服すると、花粉症の発症予防や症状の発現する期間を短縮することが期待できます。以前の抗ヒスタミン剤には眠気をきたすものがありましたが、最近の薬では眠気を起こすものは少なく仕事や勉強に影響を与えることが少なくなってきました。2月になれば早い方 では、そろそろ症状の出てくる方も見られます。例年、花粉症の症状で悩まれる方は今から予防内服を開始することをお勧めします。
カテゴリー:お知らせ | 2017年1月14日