神戸市東灘区(甲南山手) 内科・循環器内科 高血圧・糖尿病・高脂血症・心不全


つじもと内科・循環器内科

パンパン型、ギュウギュウ型高血圧

 先日患者さんに血圧にはパンパン型高血圧とギュウギュウ型高血圧があるのだ
そうですねと言われました。私はこの言葉を知らなかったものでインターネットで調べてみました。
これはNHKの「ためしてガッテン」という番組から出た言葉ということが判りました。パンパン型とは
腎臓が弱り塩分を尿に排出することが出来ず、塩分で濃くなった血液を薄めようと血管がパンパンに
なるために起こる高血圧、ギュウギュウ型とはレニン・アンギオテンシンという物質が血管を狭めよう
として起こる高血圧との説明です。治療としてはパンパン型高血圧には塩分を尿として排泄させる
利尿剤が有効であり、ギュウギュウ型高血圧にはレニン・アンギオテンシンの効果を抑え、血管を
拡げる血管拡張剤が有効です。一般的に年配の方の高血圧はパンパン型であることが多いとされて
います。もし血圧のコントロールが充分でない時には、かかりつけの先生に利尿剤をお使いになっているか
是非聞いてみてください。

カテゴリー:高血圧と心不全   |   2012年2月12日

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